昨日、A様宅、T様宅の地盤調査をおこないました。
うちは、越智建設さんに地盤調査を依頼しています。
建物は地盤の上に建てられ、自重を含む鉛直荷重だけではなく、風や地震による水平力も地盤に伝えられます。
建物を建設する前には地盤状況や性状を正しく把握することが必要になります。
住宅建設のための地盤調査としては、迅速に測定できることや、狭小地でも調査できることなどから、
一般的にスウェーデン式サウディング試験(以下SS試験)が採用されています。
SS試験は、スウェーデン国有鉄道が不良地盤の実態調査として採用して依頼、
広く普及した地盤調査の方法です。
日本においては、1954年に建設省が堤防の地盤調査に導入したのが始まりであり、
1976年には試験機のスクリュー形状が日本工業規格(JIS)に制定されました。
現在では「地盤の許容応力度及び基礎ぐいの許容支持力を求めるための地盤調査」として位置づけられています。
方法は、先端に取り付けたロッドの頭部に1KN(100kgf)までの荷重を加えて、地盤の中に食い込む深さを測ります。
自重での貫入が止まったら、ロッドを回転しながらねじ込み、1mねじ込むのに必要な半回転数
(180°の回転を1回と数える)を測定し、地盤の軟弱を判断します。
また、試験時にロッドを伝わってくる音や貫入抵抗から、砂質土と粘土質土の判断を行います。
このデータをもと、杭又は地盤改良の有無を判断します。明日から、データを基に計算をする予定です。
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